どうも、こんにちは。
ようようです。
私は今現在は育休中の身でありますが、
独立したての友人の会社のITをサポートすることが多々あります。
そこで
ワードやエクセル等のデータをセキュアに相手に送る方法はどうしたら良いか?
との内容が話題となりましたので、
今回はiPadを使ってデータをセキュアに相手に送る方法についてお話ししたいと思います。
※iPadに限らずPCでも利用できる方法です。
この記事はこんな人におすすめ
この記事はこんな人におすすめの記事です。
- 仕事やプライベートで大事なデータをOneDriveを使って安全に転送/送付したい。
- iPadをフル活用したい
- iPadをPCのように使いたい人
社内システムを担当する私の経験談をベースにお話しします。
前提の整理
環境の前提
まず、今回私が実施する手順は以下を前提に実施しています。
H/W:iPad Pro(2020年モデル)
※PCと同様のブラウジングができる環境であればOK
OS:iPad OS(ver15以降)
※Windows OSおよびMac OSでも可能
ブラウザ:Safari
※M365のサポートするブラウザならば何でもOK
利用ライセンス:Microsoft 365 Personal
※OneDriveの利用が可能なライセンスであればOK
上記の前提を満たしていれば可能です。
ブラウザベースの操作を行いますので、H/WやOS、ブラウザなどは気にしなくて良いです。
そもそもなぜOneDriveを使うのか?
今回はOneDriveでのデータ転送方法についてお話ししますが、
そもそも、なぜこのような方法でデータを転送する必要があるのかについて少しだけお話しします。
昨今の企業においては、メールに直接データが添付されている場合、
それらのメールの受信を拒否する(または受信しない)ように設定している企業が多々あります。
これは近年流行っているemotetなどのサイバー攻撃を防ぐための手段として
取り入れられているケースが多いです。
そのため、迂闊にメールにデータを添付して送信してしまうと、
相手先に届かない場合や、届いていない場合があるので、
共有リンクの通知などによるデータの送付手段が必要になります。
一昔前は、添付データをZIPファイルに圧縮し、パスワードをかけて送付することが
ビジネスマナーの一つとなっていましたが、
現在は、添付データをメールに添付せず、データの共有リンクを先方に通知することが
トレンドになっています。
もちろん、OneDrive以外にも同様の共有方法は存在します。
Boxでしたり、DropBoxなど色々と他のサービスがありますので
好きなものを利用していただければと思います。
iPad用アプリを利用しない理由
OneDriveを利用する上で、
iPad用のアプリもリリースされています。
ですが、今回はこちらを利用しません。
利用しない理由としては、
アプリの操作性があまりよくないこと
これに尽きるかと思います。
同期も遅いですし、利用できない機能も多いです。
OneDriveの機能をフルに利用したいのであれば、
ブラウザで利用することを強く推奨します。
データをセキュアに送付する方法
ここからはデータをセキュアに送付するための
具体的な手順を紹介していきます。
ブラウザから「OneDrive」へアクセスする
まずは、「OneDrive」にアクセスします。
ブラウザを立ち上げて、
「ワンドライブ」と検索します。
そのあとは、上図②の「サインイン」と書かれているページにアクセスします。
リンクは
https://onedrive.live.com/about/ja-jp/signin
となります。
サインインする
サインインした状態が保持されていない場合、
上記のようにサインインを求められます。
ご自身のライセンスのIDとパスワードを入力してください。
ログインが完了すると上記のように表示されます。
リンクを「お気に入り」に登録しておくと便利ですよ!
ファイルをアップロードする。
続いて、送付データをアップロードします。
画面上部の「アップロード」をクリックし、
続いて、「ファイル」を選択します。
※フォルダーごと送付したい場合は、「フォルダー」を選択してください。
ポップアップでファイルの選択方法が表示されますので、
ここでは送付するデータに合わせて選択してください。
今回は「テスト送信」というテキストデータをアップロードしました。
スクリーンショットの撮影タイミングが前後していますが、
お気になさらず・・・
共有用リンクの作成
選択すると、画面上部に「共有」というアイコンが表示されます。
また、データの右横箇所に縦に「・・・」との表示がありますので(上図赤丸箇所)、
そこを選択しても、同様に「共有」の選択肢が表示されます。
どちらの方法でも構いませんので、「共有」を選択します。
「共有」を選択すると、「リンクの送信」とのポップアップが表示されます。
ここで送付方法が2パターン選択できます。
1つ目は、リンクを知っていれば誰でも編集/閲覧できる方法(PWなどの設定は可能)
2つ目は、宛先を指定して送付する方法
今回は1つ目の方法で送付を試みます。
上図の赤マーカー箇所をクリックします。
すると「その他の設定」として、以下の3点を設定できるようになります。
①編集可能か閲覧のみ可能か
②リンクの有効期限
③パスワードの設定
上記を設定しなくてもリンクの共有をすることは可能ですが、
リンクを知られてしまうと誰でもアクセスすることが出来てしまいますので、
必ず設定するようにしましょう。
まずは「編集可能か閲覧のみ可能か」を設定します。
画面上で鉛筆マークと「編集可能」が表示されている箇所をクリックすると、
「編集可能」と「表示可能」を選択することができます。
データを共有した相手先に編集が必要であれば「編集可能」を選択し、
情報の共有のみで編集は不要な場合は「表示可能」を選択しましょう。
続いて、有効期限を設定します。
画面上のカレンダーマークと「有効期限の日付を設定」をクリックすると、
ポップアップでカレンダーが表示されます。
共有用のリンクの有効期限を設定することができますので、
必要に応じた日数を設定しましょう。
無期限や長期の期間設定は、データの漏洩の可能性を高めますので、
推奨できません。
あくまで必要な日数を設定しましょう。
設定ができると、有効期限の期日が表示されるようになります。
最後にパスワードの設定です。
画面上のカギマークと「パスワードの設定」をクリックすると、
パスワードの入力画面が表示されます。
ここに任意のパスワードを設定しましょう。
※パスワードの強度の表示もありますので、なるべく「強い」となるように設定しましょう。
以上の設定ができたら、
画面上の「適用」をクリックします。
リンクの共有
設定の完了後、共有リンクが作成されます。
画面上の「コピー」を選択すると、
クリップボード上に共有リンクがコピーされます。
あとは、コピーしたリンクをメールやチャットなどで
相手先に通知しましょう。
※リンクの有効期限やパスワードなども合わせて通知しましょう。
以上で一通りの作業は完了です。
おわりに
今回はiPadでOneDriveを利用してデータを安全に送付する方法ついてお話ししました。
サイバー攻撃とセキュリティー手段や技術は、目まぐるしく変化しています。
今まで当たり前だとおもって行っていた方法が突然できなくなったりすることも増えてくるでしょう。
これからもこうした記事を鋭意発信していきますので
誰かの役にたつと嬉しいです。
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